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ご無沙汰しておりました。
皆様 コロナ禍で大変ですが,模型製作やってますか?
久々にブログ形式で書きます。
最近はFBが情報の発信として身近なので,ついついそっちに書いてしまいますが,画像の編集とかがありますとPCでやる方が楽なので,こちらで書いてます。
BeemaxのBMW E30 M3を最近製作していたのですが,ボディ形状がだいぶ印象と異なるので,あちこち改修し,今後の製作のために複製しました。
基本的に自分用に作ったものですが,もしほしいよ,という方がおられましたら頒布しますので,メール かFBメッセンジャー等でご連絡ください。
毎度毎度,トランスキットというよりは,その車の私のアレンジに改修したボディ関連部品の頒布というもので,キットという成り立ちをしていませんが,ご興味ある方はぜひに。
なお,特に海外への発送はまだ平常には戻ってないと思いますので,その場合は平常に戻り次第発送します。
ということで,まずとりあえずの出来上がり画像は下です。レンズが汚れててソフトフォーカスみたいな感じになってたり,アングルが微妙に違ってたりして見難いですが,雰囲気がわかっていただければと思います。
その下に今回のトランスキットの製作方法というか,ヒントを書いておきます。
結構カメラやアングルで印象変わって見えますね。どうしても元の形状に引きずられます。
以下部品の説明と頒布価格,製作方法等。
こちらはボディシェル。リアスポも形状をなおしたのでセットです(ちなみにキットのリアスポもダボは同じピッチだったりします)。下の部品とセットで定型外送料込み2500円(2600 JPY including economy shipping to Europe)。
BASTOSの製作に使ったボディに,バンパー前後加工,Aピラーロールバー位置変更,ルーフ部追加,タイヤハウス内座繰り
ボディシェルのセットには以下の部品が付きます。グリル,ミラー,リアの補強板,フューエルリッド。グリルはキットのものでは大きすぎて入りませんので,3Dプリンターで作り直してあります。フィンのみ3D出力品そのままです。巨大すぎるキットのミラーを詰めて小型化したプロドライブのミラーも付きます。
こちらはホイールとレジンタイヤのセット(キットのはなんかスポーク先端が細くって,変なんです)。
16インチ設定で,直径18.5㎜くらいの出来上がり寸です。ホイールのディッシュ形状が2種あり,2個づつのセットです。オフセットの大きく見えるものがフロントに使われることが多いのですが,イベントごとに違います。タイヤは4つ同じです。ホイールナット頂点の気泡はお許しください。定型外送料込み1000円(1000 JPY including economy shipping to Europe)。
なお,キャストはアクソンF18かF180-1,多少の気泡とか,各部のクオリティとか,裏側の仕上げとか結構テキトーなのはご容赦ください。
以下,製作手順というか,加工箇所の指示です。
コックピットの加工1
ホイールベースを変更しているため,シャシー全体の位置を後ろに5㎜以上下げいてます。その都合でコックピットを前にずらす必要があります。また,複製都合により各ピラーを太くしていますので,それらの逃げ加工を行います。
図の赤線から外側部分をカットしてください。ドアの内張の後ろ端はコックピット部品の内側に収まるようにします。リアウィンドの下辺が干渉しますので,紫色の位置は傾斜をつけて削り落としてください。
シャシーの加工
シャシーの後ろ端,スペアタイヤ入れのモールドに少しかぶるくらいでバッサリカットです。
あと前側両脇も少し削ります。タイヤの軸位置は各自で自由にしてもらえばいいのですが,ヒントとしては,フロントは前後はそのまま,リアはサスアームの付け根の位置を5㎜くらい前にあけなおして(赤丸印)前にずらすと大体良いと思われます。ただ,タイヤによってはハウスに干渉しますので,各自調整してください。また,ボディのとの接合は,フロントはキットと同様にひっかけて,後ろは図中の緑丸印の位置でタッピングビスによる固定となります。穴はあけていませんので,実物をフィット後あけてください。
シャシーの加工2
ボディの肉厚を増やしていますので,干渉部分を削ります。これまでと同様,赤線より外側をカットします。タイヤハウスは上側が削り量が多く,下辺はあまり削らなくても入ると思います。図中緑丸印の位置にコックピットの雄ダボが移動するような形となります。
ロールバーの加工
ボディの厚みの都合で,前とルーフのロールバーはカットです。ボディシェル側にモールドしておきました。そして①の箇所の曲がりを強引に戻して直線にしたのち,②の位置で曲げなおします。③の箇所は両側1㎜ずつぐらい切り落とします。ボディの厚みがある関係で,幅詰めが必要なのです。指示してませんが斜行のバーも上を切り取ります。もともとキットのバーの接合順がおかしくて,ルーフのバーとBピラー横のバーが一直線上にないという状態なので,この辺は各自テキトーに接合してください。ルーフはロールバーと少し干渉するくらいになるので,必要に応じて,削り取ってください。
あと,フロア側に入る雄ダボも先端を少し切り取ります。シャシーと干渉するようです。
そもそもラリー車の場合はいろいろロールバー形状が違うのですが,目立つところで④のバーはラリー車にはないので切り取っていいかと思います。
一応組み上がりず。向きが逆になってしまってすみません。
リアのシートベルト付け根にある補強部品は,この画像よりもう少し内側に取り付けてください。また,側面が空いてますが,実車はふさがっていますので一応。
ダッシュボードはそのままで入るのですが,Aピラーのロールバー位置を変更した関係で,赤丸位置に穴の拡張が必要です。
あと切り落としたフロントバルクヘッドはグリルまでスカスカになりますので,気になる方はプラ板でふさいでおきましょう。
グリルの加工
顔の幅を数mm詰めてますのでキットのままでは当然入りません。加工はグリルのモールド部で切断し,①のスリットはエッチング鋸等で切り込みを入れ,上下の幅を詰めます。
②のキドニーグリルのモールドのギリギリの位置でキットのモールドを切り落とします。最終的には画像に写る連結のモールドがなくなるくらいの位置にします。
ボディとのフィットは頑張ってすり合わせてください(この辺はいつもの私のクオリティ笑)。固定用のダボとかはありません。ボディ側もギリギリの寸法なので,フィッティングは塗装前によく行っておきましょう。
グリルの加工2
今回ボディ複製時に粘土を取り切ってなかった箇所がありまして,画像の赤矢印の位置に段がついちゃってます。外側のモールドに合わせて削ってください。
透明部品の加工
リアのランプは上下を0.3㎜ずつぐらい削ります。ボディを現物合わせします。
サイドのウィンドウは下辺にあるモールのモールドを削り落とし,磨きなおしてウィンドウを下に拡張します。Bピラー下辺も削ります。マスキングテープを貼って,プラ板に貼ったやすりで削ればそこそこきれいにできるはずです。削り落としたモールドはボディ側にあります。
また,下辺の断面は前後方向に湾曲しているので,直線に近くなるように前後を削ります。
なお,実車になるべく近くするには,Cピラー下部に部品を追加し,モールドを延長します。ボディ側は相当する位置を削ります。やらなくてもボディにははまります。
以下は形状検証というか反省会というか実車との画像比較(ネットに転がっている画像なので,後で消すかも)。DTMのしかないですが,Rally仕様もそのうち上げます。なおDTMのボディはタイヤハウスを拡張しています。キットのホイールがでかすぎるためです。もっと小さな径の方がいい感じになると思っています。ScaleProductionがφ20.5㎜のDTMホイールを出しているので,次作るときはそちらにしてみたい。
横から比較。どこをいじったのかわかる。上がキット,中段が実車,下がトランスキットで組んだもの。リアトランクの傾斜がすこし大きかった。あとウィンドウの下辺は実車も少し湾曲しているのかも。